美容師を知る

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美容師とは?

美容室に来店されたお客様の髪の毛のカット、セット、カラーリング、パーマなど、髪の毛のお手入れ全般を行うことです。美容室によっては、もっと幅広くお客様の美全般のお手伝いをする場合もあります。例えばメイク、ネイル、着付けなどで、それぞれ専門技術が必要なサービスです。髪の毛を扱う技術に加え、これらの技能や資格も所持していれば、職場での活躍の場面も大きく広がります。 もっとも多いのはカットやセットのお客様ですが、そこで大切なのは、お客様がどのようになりたいのか、どこにお出かけされるのかなどのお客様のニーズを掴み、適切な提案を行う力です。そのためには、最新の流行やトレンドを敏感に察知してカットに反映できる技術力や、お客様とのコミュニケーション能力もとても大切です。
美容師になるには、美容師免許という国家資格が必要です。また、この国家試験を受験するためには、昼間、夜間の美容学校(いずれも2年)を卒業するか、通信制美容学校(3年)を卒業しなくてはなりません。 似た職業である理容師との違いを説明すると、理容師になるには理容師免許が必要になります。 美容師試験には顔そり・シェービングの試験がなく、理容師と異なり美容師は顔そり・シェービングを行うことができません。 ただ例外的にメイクを施すためにうぶ毛を剃るような行為は例外的に認められています。 この国家資格を取得したら、すぐに美容師として独り立ちできるというわけではありません。 実際にお客様の対応が1人でできるようになるには、スタイリスト見習いとして、先輩のサポートや店舗運営の手伝いをしながら、多くの勉強を重ねていくことが大切です。 これは、美容室以外のヘアメイク事務所や結婚式場などに就職した場合も同様で、現場で仕事をしながら学ぶ部分も多くなります。

美容師・施術所の推移

美容師は1980年代後半のバブル経済の時期に増加が著しかったが、その後、バブル崩壊後、横ばいに転じた。しかし、2000年以降、再度、拡大が目立つようになっている。これは1999年のテレビ番組をきっかけとしたカリスマ美容師ブームにより美容師を志す若者が増えた影響もあるが、一般的には、若者や歌手など一部の先鋭的なファッションが一般女性に普及する波をあらわしていると考えられる。近年の美容師の増加は茶髪の普及や男性散髪の美容院傾斜による影響であろう。
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